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松山でアウトドアと園芸&研究

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カヤック漕いだり山登ったり 最近はまった庭弄り    本業は教育と研究ですが。

peer review

reviewって、再調査とかってのが多分辞書的には一般的な訳。英語嫌いな私は、覚えてなかったのか、忘れたのか、Lab.に入ってからの総説って意味が最初。

その後、論文審査する人がrefereeと思っていたら、reviewerという方が一般的だと知ったり。

英語は結構、ふまじめにやってきたので、若気の至りの恥をさらすと、こんなネタが一杯あります。

で、peer reviewというのは論文審査、とか、査読、とか、言われてるもの。研究者にとって無償のボランティア活動。しかも、ボランティアしてると公言できない、ボランティア活動。査読者は基本、匿名ですから。

愛媛に移って、メールアドレスが変わって、一時、査読依頼が減ったけど、最近増えてきた。理由の一つは、異動したのがばれ始めたから。というか、異動直後は忙しいだろうと手加減してくれたのが容赦なくなってきた。そして、近しい知り合いが雑誌の編集になって、こっちに論文を回すようになってきたから。

自分の論文3報が3ステージそろい踏みに合わせて、審査依頼が3件。さすがに1件はお断りして、2件をやっつける。内一件が最近にないひどさ。

実験結果の前半はパクリ。引用もせずによくもまあ。後半は、実験結果と本文の説明が対応してない。そのまま妄想ワールドに突入して、ありえない考察のオンパレード。学生の実験レポートでも不可だよ、と思いつつめまいがしながら読み進めて。

却下の意見を色々と書いて、先ほどwebsystemに上げたところ。


もう一人の審査員の意見も既に掲載されていたので確認してみると、彼も却下だった。
審査意見を見てみると、ほとんど、同じポイントをつっこんでる。



編集者に言わすと、最近人口の増えてる某国とか某国からの論文が増えて大変、とのこと。どこの雑誌も軒並み却下率が上がっているとか。

論文としての体をなしていないのは。

イントロダクションが、ぐだぐだで、実験内容とほとんど関係ないことばかりが妙に長い。
実験パートも妙に長い。その割に、再現するのに必要な情報が欠けている。
とにかく、色々な装置を使ったのが、いい論文だと思ってる節がある。
実験結果の解釈が、結果と対応してない。平気でうそをついている。
考察が根拠なしの妄想の世界。

当然結論も結果と無関係に凄いことができたことになってるし、要旨も同じ感じに書かれてる。



たまに当たりの論文が回ってくるとうれしいけど、中途半端な当たりは、何度もやり取りがかさんで、かえって手間がかかったりする。



果たして、このpeer reviewという制度、今後も維持できるのかなあ?
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by river_paddling | 2010-03-13 11:39 | 大学での事