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松山でアウトドアと園芸&研究

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カヤック漕いだり山登ったり 最近はまった庭弄り    本業は教育と研究ですが。

昔の愛艇・2 ディアブロ

昔の愛艇・1の続き。

最初に乗ったポリ艇がガッチーノという丸太のようなカヤック。
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安定性がよかったけど、曲がらないし、ボリュームがあって普段のフィールドではエンダーなどできないし、で、買い替えを考え。借りて乗っていた期間も含めて1年半乗って、95年10月に買い換えたのがこちらのディアブロ。
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ちなみに車はバイトしていたスタンドの伝で、車検切れのものを9万円でget.カートップ中のディアブロは全長はガッチーノと同じ3m丁度ながら、ボリュームが低く、設計者のヤン・ケルナー氏はロデオ大会でこれ乗って日本のトップロデオカヤッカーよりいい成績でした。素人がのったら、素人なりのパフォーマンスしかできませんが。

ディアブロを選ぶ時、他にも候補としてもう少し過激なフネもあったのですが、安定志向でディアブロを選びました。京都からのフィールドの由良川や奈良吉野川あたりだと、全長3mの艇が立てるエンダーポイントも無いし、サーフィンウェーブも少なく、スラロームの基本技術的なものを見よう見まねでやって、川くだりを楽しんでました。
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実は、ディアブロを買ったときが、丁度博士課程の学位論文を仕上げる時期。忙しくてなかなか漕げなくて艇に慣れるのに結構時間がかかり、流水ロールがスランプになったりもしました。96年春、学位を取得して1年間のポスドクをしながらの職探し。研究もそこそこ、カヌーに熱中。一年後、職にあぶれたら無職決定という状態だったので、今思うともっと悲壮感漂ってもよかったのですが、結構気ままに遊んでました。
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こちらは96年6月、木曽川の有名なサーフィンスポットでのサーフィン。全長3mのカヌーがすっぽり入ってスターン側はまだ余裕がある大波で、スターンラダーのみのコントロールでずっとサーフィンが可能。速い流れの中をフネは波に乗って滑り続け、時々バウの先端から飛沫が上がる。この爽快感がカヌーにはまった理由の一つだったかも。

由良川のホールが下流すぐに張り付き岩があって個人的にあまり好きになれず、他にプレイスポットも乏しいので、サーフィンウェーブを見つけてはひたすらサーフィンにあけくれていました。

96年夏頃には、ロデオ技術も大分一般的に広まってきて、全長3mを切るローボリュームの当時の最新ロデオボートにみんなこぞって乗り換え。雑誌なんかでは初心者が乗ると云々、色々と警鐘を鳴らしてましたが、当時の最先端のロデオ艇が現在の初心者向けとして売られている現実に、改めて時代の流れを感じます。

私もエンダーなんかもやって、ホールで遊ぶようになると、もっと短い艇に乗り換えたいと思うようになり、ディアブロは1年も乗らずに乗り換えることになりました。このディアブロ状態がよかったこともあって、結構の値で中古で引き取ってもらえました。
by river_paddling | 2007-05-03 13:13 | 昔の話題

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