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松山でアウトドアと園芸&研究

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カヤック漕いだり山登ったり 最近はまった庭弄り    本業は教育と研究ですが。

出かけてはいませんが四万十情報

最近はデジタル技術の発達により、居ながらにして川の状況なんかもわかったりします。
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こちらは、今日12時過ぎの四万十川土佐昭和にある「ふるさと交流センター」の状況。芝生の上に大量のタープやらテントやらが立ち並び、車もその周りを取り囲み、遠目ごちゃごちゃして、難民キャンプの様相。
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こちらは、3月30日の状態。無人の、緑の芝生が広がっています。もちろん、冬の間は芝生も冬枯れでしたのでまだ茶色いところもちらほら。

実は、これらの写真、四万十ウェブテレビが提供しているライブ中継で、本来防災目的の河川監視用ですが、四万十川の様子をお届け、という一般向けのサービスにもなっています。カヌーをやってるみとしてはこの画像を見るとおおよその水位が予測できる、というわけ。

更に、Eddycatch様のHPで知ったのですが、土佐昭和の水位は四国電力のフリーダイヤルで確認できます。由良川の和知ダムの放流量が電話で確認できるのと同じですが、四万十版では、ダムの通常運転/停止の放水量情報は流れてきませんが、昭和測水所水位がcm単位で確認できます。二枚の写真のうち上の水位だと60cm位、下の水位だと85cm位です。

土佐昭和の水位がこの程度の時は、大概、昼の間だけ発電放水があり、放水が始まりその水が昭和に届く頃になると水位が10~20cm程度は上昇します。先ほどの電話では70cm程度でしたから、上の写真をgetして仕事してる間に水位上昇があったことがわかり、もう一度、ウェブテレビを見ると確かに水位が上がってる、と確認できました。
だいたい70cmあれば、それなりに楽しい川くだりができそうという予想が立ちます。

川に出かける前、例えば翌日の水位予想はできないか?といと、昭和の画像や測水所水位に加え、国土交通省の水分水質データベースの四万十川の情報も参考になります。四万十川は土佐昭和から下流の江川崎の更に下流に津野川という観測所があり、リアルタイム水位とか、過去の水位動向とかが確認できます。
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こちらは過去1ヶ月の津野川水位の変動。軽い雨が降ると水位が上昇し、雨が無い時は、一日に10cm程度の変動をしながらじょじょに減水していく様子がわかります。この長期間の水位変動が降水量や四万十川周辺の山々の保水能力の指標に、一日という短期間での上下の変動が発電放水による影響ということになります。

発電放水の影響は昭和の水位上昇からだいたい12時間程度遅れて、津野川に到達します。つまり、土佐昭和あたりは、発電放水で昼間は水量があがって漕げる、江川崎あたりは、真夜中に水位上昇があって、朝には水位が下がりはじめて午後は渇水状態。江川崎のカヌー館あたりのスクールや体験などでは、午前中静水練習、午後ミニツーリングというスケジュールを組みますから、降雨直後を除き、発電放水の恩恵を余り受けない渇水状態を漕ぐことになる、わけですね。

昭和から江川崎までJR予土線で16km、蛇行した川の延長としては30km程度、津野川まではさらに+5kmはありそうなので、36kmとして、発電放水が12時間遅れて届く、四万十川のこの区間の平均流速は時速3km程度ということがわかります。

ウェブテレビの画像、四国電力の測水所水位のフリーダイヤルサービス、国土交通省のデータ(12時間位ずれる)の対応で、津野川水位がどのくらいなら、昭和の水位はどのくらい、という対応も大体わかってきたりします。で、津野川水位の変動動向から翌日の水位を予想、各種水位で漕いだ時の瀬の印象から、今日の水位だとあそこの瀬はウェーブでサーフィンできそう、あそこの瀬は隠れ岩があって、なんて予想が立ってきます。まあ、こういった各地の水位と実際の瀬の状況の対応は、大雨で川の流れがかわったり土砂の堆積で水深が変ったりなどすると、ずれてきますから、あまり古い情報は参考にならない場合がありますが、川に行かないときに色々と考えてみるのも楽しいもの。

p.s.
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by river_paddling | 2007-05-04 13:14 | 川遊び