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松山でアウトドアと園芸&研究

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カヤック漕いだり山登ったり 最近はまった庭弄り    本業は教育と研究ですが。

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付属農場のみかん狩りの案内が来たので、外国人研究生の思い出づくりを兼ねて研究室有志で出かけました。

場所は、大学から車で30分程度、受付をしてミカン山へ5分ほど歩いて、後は食べ放題の籠一つ分のお持ち帰り。日本のみかんは外国人にも口に合うようで、オレンジよりおいしいと。英語にしたら日本のみかんもオレンジなんでわかりにくいですが、外皮を手でむけて、内皮はそのまま食べられて、甘さとちょっとした酸味。日本の食卓で愛されてきた味です。

他のお客さんは子連れが多く、しかも大学内で見かけた人がちらほら。教職員の福利厚生の一環?のようにも感じられますが、学生ばっかの若者集団はうちだけだったかも。うちも、外国人研究生という名目が無かったら多分来なかったでしょうから。

学生には、おじいちゃんのみかん畑で収穫手伝ってるなんてのもいるので、それほど物珍しさも無いようですが、私にとってもみかん狩りは多分初体験。みかんがたわわになっている木を楽しみながら、どこら辺の実がおいしいのか、などとワイワイしながら摘みたてのおいしさを楽しんで、小一時間でおなかいっぱいになって、籠いっぱいのおみやげも摘んできて、帰りはレストランでランチをとって、大学へ。

インフルにも負けず、無事学祭をやっていました。うちの研究室はメインの会場から外れているので、余り祭りの雰囲気は感じませんが、外国人研究生は他の留学生がやってる異文化交流なんたらへ、学生も模擬店冷やかし等々に散っていき、午後は静かな休日の仕事となったのでした。

そのうち写真でも。
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by river_paddling | 2009-11-15 15:25 | 大学での事
絶海の孤島のせいか(それは言いすぎ)インフル禍の影響の比較的低かった松山ですが、最近となりの中学で学級閉鎖がでたらしいなんて話を事務のお姉さんから聞くようになり、そしてついに、一気に身近なところで感染者が出てきました。

最初は講義の受講生。今は、ちょっとでもゴホゴホすると白い目と温かい目で見られて、すぐ病院に行け、と。それで病院に行くと、インフルエンザ陰性であっても万一のことを考えて、とインフルの前提で診療がとられるケースあり。つまり、他者との接触禁止、タミフル処方。

結果的に休みが目立つようになってきます。

先週、スポーツ系の大会に応援に行っていた研究室の学生が、月曜日になって熱があるとのこと。病院にいったらインフルと診断。おなじく別の学生もだるいと言って様子見で欠席、水曜日やっぱりインフル。どうもその大会がインフル蔓延源となったようで、あちこちで感染の情報が乱れ飛んでいます。



今日の会議も4時間、狭い部屋で数十人ぎゅうぎゅう詰めでいたわけですが、あっちでゴホゴホ、こっちでゴホゴホやられると、なんか気になってくる。ウィルスが飛び交って、自分めがけて飛んでくる妄想に耐え切れず逃げ出しました。ってのは脚色で、別件の用があって抜けただけなんですが。それでも、とりあえず研究室にもどって手洗い、うがい、顔も洗って、ついでに消毒液で手をモミモミ。こんなんで、本当に効果があるのでしょうかね?

インフルはかかるときはかかる、っていいますから。



実は今週末、学会を開催するんですよね。その実行委員なわけですが、自分は大丈夫だろうな?、バイトの学生は大丈夫だろうな?、そしてお客さんちゃんと来るだろうな? なんて他の委員の方と一緒に心配してます。他地域ではインフル感染は相当広がってるようで、欠席、公演中止なんてのも何件も出そうな気もします。

そして、心配なのが、学会がインフル蔓延の源にならないか、ということ。発症する前から感染能力が出るというらしいし、狭い締め切った教室で大勢集まってやいのやいのやって、ポスター会場で混雑した中を歩き回って、懇親会で立食パーティをやれば、感染なんてあっというま。

そういえば、学祭も感染祭になりかねませんね。学祭を中止した大学もあると聞いてます。うちはどうするんだろう?。中止にしたら楽しみにして準備してきた学生は、きっとがっかりだろうな。



追伸:
このエントリは冗談半分で読んでください。
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by river_paddling | 2009-11-05 23:09 | 大学での事
共通教育の話。

文系メインの講義なので、あまり科学的な話をやっても学生さんは「習っていない」でまともな講義にならない。それならば、と、まずppmやらppbやら%やらの計算とかができるように演習を色々と組立て。次に、身近な話題として食品の安全性の話題など。

最初に扱ったのが汚染米。1年もたつと旬を過ぎていて、当時の「熱さ」もすっかり無くなって、「調べましょう」の課題は出せなかったけど、NOAELやADIの概念をきっちり理解してもらったつもり。汚染米は大騒ぎになったけど、実は入っていたメタミドホスはADI以下だった、そんなことで大騒ぎする愚かなマスコミ、そういったストーリー。アフラトキシンについては、ちょっと微妙な点があるのだけど、難しいので省略して。

次は花王のエコナ。発がん性物質なので考え方は違うのだけど、最悪シナリオでADI以上NOAEL以下になると言えるケース。こういったことは今後もあるだろう、そうしたときどうする?、という答えの無い、というより人によって答えが違ってくるであろう質問を突き付ける。

まあ、このグリシドール脂肪酸エステルが全量グリシドールになってグリシドールを摂取したのと同じ影響を及ぼすという最悪シナリオ、どう考えてもあり得ないのだけど、改めて食品安全委員会の議論を見てみると、食品安全委員会新開発食品(第62回)・添加物(第75回)合同専門調査会の議事録では、最悪シナリオを前提に評価書を変えるべき、ということが真剣に議論されていました。

しばしば、食品安全委員会の議論にたいしてゼロリスクを求めすぎという批判があがっていますが、それが目の当たりになった感じがします。でてくる資料については、それなりに信頼性が置けるのですけどね。それに基づいてどう判断するか、過度に安全側に舵を切りすぎるそういった傾向があるのでしょうか。それでも消費者委員会での議論よりはましかな。消費者委員会の議論が今後政策に反映されるとすると、えらいことになりそうだ、率直な感想です。



次のお題はタミフル。
若年者の異常行動を引き起こすとして騒動になって、10代に処方を控えるよう、厚生労働省が医療機関に通知。その後、タミフルが異常行動を引き起こすという因果関係を示すデータはないものの、厚生労働省は方針を変えず。しかし、今流行している新型インフルには原則処方。

こういった時系列を拾ってこれるか、拾ってきたうえでどういった考察を学生が加えてくるのか。ほとんどの学生が、講義受講前は、メディアの報道を素直に信じて一喜一憂していただろうことは想像に難くないところ、食品の安全に関する話題から、どうこちらに応用してくれるか、楽しみ半分、といったところ。

実際に、インフルを拾ってきて講義休んでタミフルの処方を受けた学生もいるので、最近のインフォームドコンセントの広がりからすると、こういった学生は医師に受けた説明をもとに、しっかりした考えを示すかもしれません。
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by river_paddling | 2009-11-01 16:57 | 大学での事