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松山でアウトドアと園芸&研究

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カヤック漕いだり山登ったり 最近はまった庭弄り    本業は教育と研究ですが。

代返を防ぐ

大学で50名以上の学生を相手にした講義で、しかもほとんどの学生が初顔合わせだと、まず全体の顔と名前の把握は無理。

最近は、大学の講義でも出席確認し、出席が三分の二に満たないものは評価しない、といった厳格なルールがあるため、出席確認をきっちりやる必要があります。昔、私が学生の頃は、かなりいい加減で、例えば教養部の講義では、「全員に優をつけますので出席不要」とのたまう先生もいたりしたとか・・・。隔世の感がありますが、時代の変化として、対応せざるを得ないのですが、さて、どうやって出席確認をするか。

1.名簿の名前呼びあげ 出欠確認で無駄に時間がかかる。代返する学生がいるので、少人数であったり、学生の顔と名前が一致する範囲でないと有効ではない。

2.出席表、カードの回収 後の整理に時間がかかる。代返する学生がいるので、有効でない。



教室の学生数をざっと数えて、出席カードを回収すると、どうも数があわない。学生も一回目は結構出てきますが、二回目、三回目、GWを挟む頃、となってくるにつれて、教員ごとの出欠確認方法も把握できるようになるので、代返を依頼しやすくなるよう。

さて、どうするか。

私の場合、出席カードを小テストにしています。初回や二回目は結構簡単な小テストで、講義中に解答も板書してしまう、テストというより演習と言ったほうがいいような内容で、出題も少量。それで、なんか出席者数が減ったなと思う頃に教室を歩いて回ると、出席カード二枚分書いてる学生がいます。個別に注意しても仕方がないので、演習を一杯課すと、代返を頼まれた学生から「またか!」の悲鳴があがります。そして、最後に本当の意味のテストをして、正答を板書しないで終わる、代返を気安く引き受けることのしんどさが割に合わないとしっかり認識する模様。

ここまですると、次からは出席者数と回収する出席カードの枚数は一致。

出席点はつけない、小テストによる部分点のみとアナウンスしてるのだから、代返するという姑息なことせずに、どうどうと休んでもかまいませんよ。5回までならば。

ということで。
by river_paddling | 2009-05-19 17:48 | 大学での事

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